Google Map APIの日本海に(東海)表示がされないようにする

こんにちは、コンサルチームの森山です。

先日、楽天トラベルさんのHPで使用されている地図に、日本海の表記部分に(東海)という表記が表示され、ちょっとした騒ぎになりました。
実際この地図は、実際にはGoogleのGoogle Map APIを利用して表示させています。
ただ、この話は国会にまで広がり、外務省が米Googleに削除要請を送るというニュースまで発展しました。
※参考:楽天トラベルのサイト地図に「日本海(東海)」表記 提供元の米グーグルに外務省が削除要請(産経新聞)

私の方でも、Google Map APIを使用しているお客様より、この表記を修正したいとの連絡を受けており、社会的にも大きな問題として取り上げられているのだなと実感しています。実際、作業自体は簡単です。本日はその説明とともに、Google Map APIのRagionについてお話します。

Google Mapのローカライズについて

Google Map APIにはローカライズという国や地域に合わせたカスタマイズが出来るようになっています。
ローカライズのカテゴリーは大きく分けて2つ、「言語」と「地域コード」の二つがあります。

※参考:マップのローカライズ | Google Maps JavaScript API | Google Developers

APIにローカライズ情報を指定することで、マップの表示言語を変更したり、国に合わせたマップ表記に対応させることが出来るようになります。
特に「地域コード」に関しては、指定していない場合、アメリカを基準とした動作をするように設定されているため、今回楽天トラベルさんのマップに「日本海(東海)」と表示がされたのは、アメリカで表示されるGoogle Mapの情報がそのように設定されているということになります。

Google Map APIにregionパラメータを付与する

今回の問題の解決方法は簡単です。
Google Map APIを呼び出すjsにregionパラメータ「JP」を付与することで解決いたします。

<script src="https://maps.google.com/maps/api/js?v=3&key={API_KEY}&region=JP"></script>

「JP」はつまり日本の地域コードとなります。
それによって、「日本海(東海)」の表示が「日本海」と表示が切り替わります。

それでは、韓国ではどう表示されるか?
regionパラメータに「KR」を付与すると、実は「東海」と表示が切り替わります。

もし、今回のニュースをきっかけにGoogle Map APIのregionパラメータを知った方は、是非お試しくださいませ。

最終的な判断はユーザ目線で

今回、Google Map APIの修正方法を記載しましたが、実際にそれを導入するかどうかの判断は、多くの政治的な問題も関係してきます。
大袈裟かもしれないのですが、WEB担当者自身が判断するよりも、会社の法務部があればそちらに判断を仰いだ方が良い話とも考えております。
私の考えとしましては、利用するユーザ様の目線に立って、皆が安心してご利用できる表示を考えることが大事だと考えています。

Webデザイナー兼、制作ディレクター。オンライン英会話「ワールドトーク」の立ち上げ、及び40社以上のオンライン英会話、100社以上のオンラインマッチングサイトの立ち上げに関与。毎月SEOとオンラインマッチングビジネスのセミナーで講師として登壇中。

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